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いずみ
チェロの先生 | チェロ奏者
はじめまして!チェリストの「いずみ」です。

私はチェロの先生&チェロ奏者として活動しています。
普段はオーケストラや室内楽などの演奏会に出演したり、チェロのレッスンをしています。

Piascore楽譜販売サイト「いずみの森チェロアンサンブル」でチェロアンサンブルの楽譜販売、Youtubeチャンネル「チェロアンの森」では販売中の楽譜のサンプル音源を投稿しています。

さらに、2024年からこのブログを始め、チェロやクラシック音楽の魅力を幅広く発信していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします!

【フィギュアスケート】浅田真央さんが滑ったクラシックの名曲たち♪

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先日、浅田真央さんのアイスショー「Everlasting33」に行ってきました!

劇場で生オーケストラとのアイスショー!まるでバレエやオペラのような空間!

全てがこだわり尽くされた、真央さんにしかできない本当に素晴らしいショーで、いまだに感動の嵐が止まりません!

私は浅田真央さんの素晴らしさの一つに「音楽や芸術への愛の深さ」があると思っています。

そこで!どのジャンルの音楽のプログラムも素晴らしいのですが、

このブログはクラシック音楽を紹介していくブログなので、

浅田真央さんの現役時代のプログラムに使われたクラシック音楽について解説します。

いずみ

真央さんのおかげでクラシック音楽を好きになってくださる方もたくさん増えて、私もとても嬉しいです🎵

目次

浅田真央さんが滑ったクラシック曲一覧

Everlasting33
Everlasting33の3階席はこんなかんじ

2005年以降に使われたクラシック曲一覧

2005-2006ビゼー:カルメン
チャイコフスキー:くるみ割り人形
2006-2007ショパン:ノクターン第2番
モンティ:チャルダッシュ
2007-2008
世界選手権初優勝
ショパン:幻想即興曲
2008-2009ドビュッシー:月の光
ハチャトゥリアン:仮面舞踏会
2009-2010
バンクーバー五輪銀メダル
ハチャトゥリアン:仮面舞踏会
ラフマニノフ:前奏曲「鐘」
パガニーニ:カプリース
2010-2011シュニトケ:タンゴ
リスト:愛の夢
ショパン:バラード第1番
2011-2012リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
リスト:愛の夢
ショパン:ワルツ第7番
2012-2013ガーシュウィン:I Got Rhythm
チャイコフスキー:白鳥の湖より
2013-2014
ソチ五輪
ショパン:ノクターン第2番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
2015-2016プッチーニ:蝶々夫人より「ある晴れた日に」
2016-2017ファリャ:リチュアル・ダンス
J.S.バッハ:チェロ・スイート
※SP,FP,エキシビからクラシック曲のみを抜粋。歌詞付きのもの、クロスオーバーの楽曲は除いています。

バロックから現代まで、こんなにたくさんのクラシック音楽が使われていました。

真央さんは毎年クラシック音楽のプログラムを滑っていたのですね!

いずみ

2016-2017シーズンは「バッハの無伴奏チェロ組曲」も!チェリストとして嬉しい!

その中から5つのクラシック音楽を解説します♪

上記の曲の中から5つのクラシック音楽を解説します!

いずみ

真央さんの思い出とともに、原曲もぜひお聴きください!

チャイコフスキー:くるみ割り人形

真央さんがシニアに上がったシーズンに使用した曲です。

このシーズンは、15歳で当時の世界女王だったスルツカヤらを抑えグランプリファイナルを制し、一気に世界のトップに駆け上がったシーズンでしたね!

その活躍を支えた曲が、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」!

チャイコフスキーの3大バレエの一つです。

チャイコフスキーの3大バレエ
  • 白鳥の湖
  • 眠れる森の美女
  • くるみ割り人形

あらすじ

クリスマスイブ、主人公クララの家ではパーティーが開かれ、クララに「くるみ割り人形」が贈られます。

その夜、クララが眠りにつくと、くるみ割り人形はねずみの王様に攻撃され、兵士となってねずみの軍隊と戦います。

戦いを終え、クララとくるみ割り人形は魔法の地へと赴きます。

そこでは盛大な祝祭が始まり、世界のダンサーたちが中国、アラビア、ロシア、スペインなどの各国の踊りを見せてくれます・・・

クリスマスシーズンは日本でもたくさん「くるみ割り人形」が上演されます。

真央さんは「くるみ割り人形」の曲の中から、花のワルツ〜金平糖の踊り〜コーダを使用しました。

今年のクリスマスはぜひ皆さんも劇場に観に行ってみてくださいね!

いずみ

チャイコフスキーが作ったチェロ作品も聴いてみよう🎵

ショパン:幻想即興曲

真央さんが17歳で初めて世界選手権を制した時に使用した曲です。

真央さんにショパンの繊細な音の動きがとてもよく似合います♪

世界選手権では冒頭のトリプル・アクセルで転んでしまってからの立て直しも見事な、精神力の強さを感じる演技でした。

ショパンはポーランドの作曲家で、「幻想即興曲」はピアノのための作品です。

ショパンは4つの即興曲を書いており、この曲はその中で最初に作曲され、ショパンの死後に友人のユリアン・フォンタナにより「幻想即興曲」と名付けられ出版されました。

ショパンの生前に出版されなかったのは、ショパンはこの作品が出版されることを望まず、焼き捨てるよう遺言を書いていたからです。

しかし、フォンタナがそんなショパンの意に背き、彼の死後にこの作品を出版しました。

私たちには素晴らしい曲に思える「幻想即興曲」ですが、作曲者本人には納得いかないものがあったのですね。(クラシックあるある)

いずみ

フォンタナ、よくやった!

フォンタナのおかげで私たちはこの名曲を楽しむことができています。ショパンは良い友人を持ちましたね。

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